就学を考える会は、就学を控える年長児のご家族様を中心として開催しています。次年度年長になる年中児のご家族様にも案内を行い、早いうちから就学について考えていきた いご家族様には参加していただいています。
　主な内容として、通常学級・特別支援学級・特別支援学校へそれぞれ就学された卒園児のご家族様にお越しいただき、アドバイザーとして就学後に感じた ことや得られたことをお話しいただいています。
　メリット・デメリット含めた総括したお話をいただき、現在の卒園児ご家族様に就学先の決定に向けて参考としていただくようサポートしています。開催 は例年8月下旬～9月上旬頃を予定しており、就学相談などに間に合うタイミングで実施しています。

　療育参観では、療育時にどのように活動や関わりなどがとれているか実際の様子を見ていただく貴重な時間としています。小集団の中でお子様が何を感じ・考え・生活を組み立 てているかを見ていただき、ご家庭や保育園などの様子との違いを感じていただけます。
　環境の違いで見せるお子様の姿も、お子様本来の姿の一部であり、全てを合わせることがお子様を理解していくことに繫がるものと考えています。
　参観日の活動内容により全身を汚したりするものもあるかと思いますが、温かい心で見守っていただけますと幸いです。

　個別支援会議は、お子様に合わせて小集団や個別支援において確認される強みや課題などについて、5領域のカテゴリー分類など行いながらご家族様や関係機関の方々と共有 し、また療育においてどのような目標やサ ポートを考え取り組んでいくか「個別支援計画」を作成し報告します。
　サポートの要点を分かりやすくまとめてお伝えし、重点ポイントやお子様の状況などについて意見交換を行い、よりよい成長に繫がっていくよう話し合い を行います。
　定期的な開催として約半年ごとに会議を行いますが、生活面での大きな変化やサポート環境の変化などある場合には定期に限らず適宜実施しています。
※イメージイラストは「いらすとや」様より引用させていただいております。

　公開療育は、就学先が決定した年長児のお子様に対して、2月頃に実施しています。ご家族様ではなく、就学先の小学校などの先生方に施設へ来館いただき、療育の様子を見て いただくものです。
　移行支援シートなど文書を作成して申し送りも実施しますが、「百聞は一見に如かず」で実際のお子様の様子を見ていただくこ とが、先生方も就学のイ メージが作りやすく、就学時あるいは就学中に必要な環境を整え、自発性と成長をサポートする準備を整えていただく参考としていただく機会としていま す。
　先生方もありのままのお子様の様子が非常に参考になるとのお話をいただいております。お子様が安心して通学できるようになるために重要なサポートと して位置付け実施しています。