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あいわの里子ども療育センターとは(支援方針)
あいわの里子ども療育センターは鹿児島県阿久根市脇本の自然豊かな場所にある児童発達支援センターです。「丁寧な保育」を「療育」と位置づけ、四季折々の花や虫たち、泥遊
びや海遊び、防風林を使った忍者ごっこなど様々な自然を活用した遊びや活動を共に楽しみながら「療育」を行っています。
食育として畑で野菜を育て、畑で採れた野菜をクッキングをして食べて楽しむなど多くの体験や経験も通して成長できるようサポートしています。
個々の子ども達に寄り添う機会を作りながら、子どもたちそれぞれが主役になれる関りを行い、自信を深め考え活動できる力をつけていけるように支えていく
、そんな施設があいわの里子ども療育センターです!
※あいわの里子ども療育センターは、法人理念に基づき子どもたちが明るく集う療育の場として、
ご家族様や関係機関の方々と共に、主役である子どもたちの成長を応援します!
【社会福祉法人 黒潮会 法人理念】
私たちは、社会福祉法人の名に恥じない信頼される組織を目指しています。
経営の透明性をもち、活力ある社会福祉の増進に励み、人を大切にし、
ゆるぎない経営基盤の強化に努めながら、
みんなが集う地域の明るい福祉の場となるような法人を、私たちは目指しています。
あいわの里子ども療育センターの主となる支援事業
あいわの里子ども療育センターでは3つの支援を実施しています。
- 児童発達支援センター
- 放課後等デイサービス
- 保育所等訪問支援
保育園・幼稚園・認定こども園、未就園のお子様で、6歳までの未就学のお子様の療育支援を実施します。
自己表現の難しい未就学期において、お子様の行動・表現やご家族様からの情報などから特性や個性に対するアセスメントを行い、個別療育又は小集団療育
にて遊びを中心とした療育プログラムを実施します。園様、保健師さん、医療機関、ご家族様等からお子様の育ちに関するニーズを伺い、相談支援専門員に
より作成されたサービス等利用計画を元に市町から支給決定を受けてから、個別支援計画を作成して療育を開始します。
自我の成長に合わせた行動の変化、心身の成長、注意力や5感の状況などを踏まえ、お子様が集団の中で考え行動し、「できた」や「失敗した」といった経
験を通していく中で、自信を深めて「主役になれる」場といけるよう支援を行っていきます。
地域の小学校等や特別支援学校に在学のお子様で、18歳までの就学期における生活能力向上や社会交流に対する支援を実施します。
きめ細やかな学童支援が必要となるお子様が対象となりますので、相談支援専門員などによるサービス等利用計画の作成が必要となります。
療育を基本とした活動を中心として、就学期のお子様に交友関係作りや役割の遂行、活動の組み立て・実行といった成長時期に合わせた取り組みを行い、自
主性とサポートのバランスを調整しながら支援を行っています。主体的な学びと実践による経験の機会を通して、集団生活や社会性を育み成人期へ繋いでい
くことを支援しています。ここでの学びとは知識の学習ではなく、生活環境や交友関係における適応性や持っている知識や行動方法の実践を主としていま
す。
保育園・幼稚園・認定こども園・小学校等に訪問支援員を派遣し、主となる生活環境における本人様支援や、交友関係や学習など取り巻く環境についても
担任の先生方と連携しながら環境支援や情報共有化などを図っていきます。
実生活の中で支援をしていくことで、ご自宅や事業所では見えなかった生活や学習環境に合わせて強みや課題を整理して取り組んでいくことができます。お
互いを尊重し支え合う生活の場に寄り添うインクルーシブの側面を持つ支援となります。
保育や学校生活の場での支援となりますが、支援開始にはご家族様から市町への申請が必要であり、支援開始に向けては相談支援専門員等を中心として取り
組み内容について園や学校と取りまとめながら、ご家族様のニーズとすり合わせて申請を行う必要があります。
以上の支援により、未就学期から就学期のサポートを行い、少しでもスムーズな成長と成人期への移行に繋げていけるよう取り組んでいます。
※現在、放課後等デイサービスについては休止中です。大変ご迷惑をおかけいたしておりますが、ご理解いただけますと幸い に存じます。
○児童発達支援センターの定員は午前16名・午後8名で、午前中は年少々以下のグループ・年少グループ・年中グループ、午後は年長グループで療育を
行っています。
営業時間は午前8時00分から午後5時00分となっており、その中で午前のサービス提供時間は9時30分から12時40分、午後のサービス提供時間は
12時40分から15時30分の時間枠で療育を行っています!
○4つのグループに分けて療育を行っており、1グループ5~8名の小集団で活動を行います。グループの状況にもよりますが、1グループ3~4名の職員を 配置して個別に近い体制で子どもたちに合わせた関わりや寄り添った活動が提供できるようにしています。
○クラス編成はおおよそ暦年齢で行いますが、子どもたちの個性・特性や成長の様子などを確認して行いますので、暦年齢と違うクラス編成を行うこともあ
ります。
その際には事前の聞き取りや確認などを行い、ご家族様にもご説明をして編成しますので、利用される子ども様を中心にお互いに良い環境を作っていけるよう
に取り組んでいます。
○放課後等デイサービスは定員6名の小集団による療育活動を実施しています。営業時間は、平日は午前9時から午後6時、土曜・長期休暇は午前8時から午 後6時までとしています。また、サービス提供時間は平日が午後2時30分から午後6時、土曜・長期休暇は午前10時から午後6時としています。
○定員6名のため、6名を1つのグループとして小集団による療育活動を実施しています。ルール遊びや取り組みを決めるための話し合い活動などを通して、 主体的に活動を決定・実践し、振り返りを行い見通しを持って次に繋げられるように取り組んでいます。
○ご利用を開始するにあたって、事前にアセスメントとして生活状況・能力・ご希望等について聞き取りを行わせていただいております。そのアセスメント
を踏まえお子様ひとりひとりに「個別支援計画書」を作成し、療育を通してお子様の発達をどのようにサポートしていくか、具体的な取り組みのポイントや目標
等につ いてご説明し同意をいただいてから療育を開始します。
「個別支援計画書」においては5領域(健康・生活、運動・感覚、認知・行動、言語・コミュニケーション、人間関係・社会性)の中で、生活や発達でポイン
トとなる領域を取り上げてどのように取り組んでいくかを具体的に記載して作成します。
「個別支援計画書」は6ヵ月に1度は見直しを行い、ご家族様へ成長に合わせた見直し内容に関する説明を行い、個別支援計画書を更新して支援に取り組みま
す。成長が大きくみられるなど計画の見直しが必要なタイミングでも実施することもありますので、6ヵ月以内で実施することもあります。
○一日の流れや具体的な活動、領域における支援プログラムなどにつきましては、「療育」のページでご説明・公表しておりますのでご確認ください。
○また、お子様の状況やご家族様のご要望を踏まえ、専門職員による個別支援も実施しております。詳細は「個別支援」のページをご参照ください!
○連絡帳を使ってその日の状況等お伝えするようにしていますが、より詳しく状況が知りたいなどある場合は、個別にご相談対応や見学などの受付も行ってお りますので、お気軽に担任職員などへご連絡ください(*^-^*)
それでは、以下に児童発達支援センターの4つの各グループの特徴などについてご説明させていただきます。
- ≪ぱんだグループ≫
- 年少々までのお友達を中心としたグループです。感覚遊びなどを中心に
- 活動しています。
- 小麦粉やあずき豆、氷や水遊び、色遊びやお散歩など様々な活動を通し
- 5感を使って、体も使って「楽しい」につなげていきます。
- お話を聞く、トイレトレーニング、お着替え、お片付け、手洗い、食事
- (箸・スプーン等の使い方、好き嫌い)など生活面での成長を促しながら、
- お友達への思いやりを持てるよう関わっています。
- 大人や周囲の環境の理解も少しずつみられるようになってくることで、
- 自我の発達がみられるようになり、「自分が」・「今はこれ」・「嫌だ」
- など自己が育ってきます。
- 子どもたちの気持ちを受け止めて、生活リズムと楽しい気持ちを結びつけ
- ながら、子どもたちの状況に合わせて「できる」を増やしていきます。
- ≪きりんグループ≫
- 年少のお友達を中心としたグループです。感覚遊びなども行いながら
- 子どもたちの成長に合わせて、簡単なルール遊びなども実施します。
- 食育として野菜を育てたりクッキングをするなど、食の広がりや主張
- など成長の大きいこの時期に合わせて、子どもたちの好きを広げて、
- 苦手を少なくできるようにサポートしていきます。
- 自我の成長が大きい時期でもあるため、子どもたちの気持ちを大切に
- 生活や活動を見守りながら、「できた」の自信が深められるように、
- そっとサポートを行うように関わっていきます。
- 子どもたち同士の関りも増えてくる時期ですので、お友達の気持ちに
- ついても言葉でわかりやすく伝えながら、子どもたちが自分で考えて
- お友達や大人とも関わっていける機会をサポートしていきます。
- ≪こあらグループ≫
- 年中のお友達を中心としたグループです。
- お友達同士の遊びや関りも広がり、遊びだけでなく活動の目的などを
- 理解して行動することが増えてくる時期になります。理解が深まって
- いくため、自分やお友達の行動や活動で「良い」・「悪い」等の判断
- なども見られるようになります。自分のことは置いといて…といった
- こともありますが、周囲の状況を確認しながら生活する場面が増えて
- いくため、ルール遊びに役割のある活動なども取り入れながら、みんな
- で楽しんでいくための工夫なども考える支援を行います。
- 気を付けることや注意することなど、「意識して取り組む」といった
- ことができる部分も広がっていくため、子どもたちそれぞれの個性も
- 踏まえながら小集団でまとまった活動が行えるように見守り、時には
- 子どもたちが考えやすいようアドバイスを行います。
- ≪ぞうグループ≫
- 年長のお友達を中心としたグループです。
- 療育はお昼ご飯が終わった後の午後に実施しています。 就学後には
- お昼寝がないこともあり、お昼以降に活動を設定することで就学を
- 想定して療育を実施しています。年長になってすぐにはお昼寝の習慣
- から変化に慣れず眠そうにされることも多いですが、少しずつ慣れて
- いけるように子どもたちのペースも見ながら療育を行います。年長で
- は見通しを持っていく活動や、お泊まり療育などお互いの協力を考え
- ながら自分たちで集団活動を行えるサポートなどを行います。
- 「次」を意識した活動を行いながら、対大人から対子どもへ関係作り
- を変化させ、自然に子ども同士の輪を作り育んでいけるよう見守って
- いきます。
- お友達のことを考える習慣を経験し、今の自分がどういった状況かを
- 理解しながら、どう関わっていくか等見通しを持てるようなサポート
- を行っていきます。
- 最終的にはお店屋さんごっこなど、社会における役割などについても
- 考え経験する活動なども行っていき、店員さんをイメージしながら、
- 役割を担うためにどんなことをしないといけないのかなど、自分達で
- 考えて実行する機会を作っていきます。
- 自分で考えながら他のお友達の意見も受け入れる経験等も行い、就学
- に向けた土台作りのサポートを大切にしています。就学に向けては
- ご家族様へのサポートや専門職からのサポートなども ありますので、
- そちらのページもぜひご参照ください。
○管理栄養士、栄養士、調理員による手作りの昼食・おやつの提供を行っています。
○アレルギーや飲み込み(嚥下)の状況等を考慮して、アレルギー対応食や食物の形態の工夫(刻んだりペーストにしたり)などを行い提供しています。「お いしい」と「安心」から食事が楽しくなり、好き嫌いなく楽しい時間が過ごせるよう取り組んでいます。
○月に1回は給食会議を行い、お子様の食事摂取状況を確認したり、味や色彩など食事そのものへの振り返りや今後への工夫を話し合っています。子どもたち
が食事を楽しみにできるよう給食先生は毎日頑張っています!
また、毎月献立をご家族様に配布し、メニューだけでなくかわいいイラストや食事のワンポイントアドバイスなども載せていますので、必見です!
○送迎バスで保育園・幼稚園・認定こども園などご利用の園様にお迎え・送りを行っています。園に通われていないご家庭の場合はご自宅までバスでお伺いし送
迎を行っています。
○安全運転に心がけ運行しています。基本的には運転職員1名・付添職員1名にて送迎を実施していますが、乗車するお子様が1名のみの場合は運転職員1名 で送迎を行うこともあります。
○送迎バスは、幼児バス・ハイエース・ミニバン(8人定員)・普通車などあり、送迎のルートや利用日のお子様の乗車数によりバスの割り当てなどを行って 運行しています。
○送迎ミスや事故防止のため、毎日始業時に朝・昼・夕の送迎担当職員と乗車するお子様の確認を全員で行っております。また、置き去り事故防止も踏まえて
送迎表を作成し、全職員が携帯して送迎を行っています。
また乗降時の付添・運転職員による確認に加え、車両停車場移動後に運転手による後席へ移動確認(忘れ物含む)、施設内での健康チェック時の出欠チェッ
ク、グループでの出欠確認の4重チェックで事故防止に取り組んでいます。令和5年度には3列シート以上の対象車両に置き去り防止装置も全て装備しておりま
す。
置き去り防止装置は、エンジンを切ると警告音声が主装置から流れ、5分以内にリセットスイッチを押さなければクラクションが鳴る装置です。エンジンを
切った運転手の職員が警告音声に従って後部座席最奥までお子様の降車漏れがないか確認しながら、スイッチを押さなければならないものであり、安全性を高め
るた めの補助装置になります。痛ましい事故が起こらないよう、毎日の安心と安全に努めていきます。
○幼児バスなど日頃乗らない大きさの送迎車両を楽しみにされているお子様もいらっしゃいますので、安全運行を第一にバス乗車も楽しんでもらえるよう取り 組んでいます。
あいわの里子ども療育センター営業状況
○営業日
毎週月曜日~土曜日
○休業日
毎週日曜日、祝日、年末年始(12月31日~1月3日)
○営業時間
8:00~17:00(サービス提供時間は9:30~15:30となります)
○配置職員
管理者、児童発達支援管理責任者、保育士、児童指導員、指導員、看護職員、機能訓練担当職員(作業療法士、言語聴覚士)、心理担当職員、管理栄養士、栄
養士、
調理員等
○連絡先
住所:〒899-1131
鹿児島県阿久根市脇本6921番地
TEL:0996-75-2031
FAX:0996-75-3503
E-mail:aiwanosatokodomo@kuroshiokai.or.jp
○その他
変形労働時間制のため、担当の職員が日曜日以外の営業日に1日お休みが入ります。