療育センターTOP 療育 個別支援 ご家族様サポート

更新日:

個別支援

 あいわの里子ども療育センターでは各種専門職のスタッフにより個別サポートも行っています。お子様の状況について必要に 合 わせて専門的な検査等を行い、結果を元に療育を実施しない日に個別のサポートを実施しています。
 検査結果は必ずしもお子様の成長度を決めてしまうものではありませんが、成長の目安として参考にしていただき、ご家庭や園様における生活の中で関割り方 や成長の変化を見ていくポイントとしていただければと思っています。
 個別サポートとしては「お勉強」として個別に支援を行い、お子様に合わせた道具・おもちゃ・遊び・関わりを通して得意を伸ばし、苦手を少しずつ克服して いきます。以下に専門職員によるサポート内容を紹介しますのでご参考にしていただければと思います。

健康管理
検温
吸引

[利用時の体調管理や怪我の処置、安心できる療育のために] 看護師(Ns)

日中の活動や自由遊び、状況によっては食事において健康状況を確認して、事故や怪我などないように支援していま す。
前を見ずにぶつかることや何でもないようなところでつまずいて転んだり、時にはお友達同士でケンカになったりと生活の中で色々なことが起こる可能 性があります。
食事では上手く飲み込めないお友達もいたりしますので、看護師さんはいざという時に頼りになる存在です!
「少し様子が違う」ところから利用中の変化も見ぬいて体調確認や対応もしています。
大きな事故などにならないよう注意しながら、小さな怪我では消毒・保護処置をしたり、食事の時では場合により吸引器も準備して窒息などないように 対応します。
日中1~2名が常駐し、基礎疾患のあるお子様にも安心して利用できるよう対応しています。
アレルギーのあるお子様もいらっしゃるので、利用開始時に食事に関するアレルゲンの確認を行い、管理栄養士や栄養士と連携して食事状況や食後の変 化などに対しても確認します。
体調管理や生活面で気になることなどある場合、ご家族様からの相談対応も随時行っています。

ことばの発達サポート

[ことばが気になるお子様のために] 言語聴覚士(ST)

言語聴覚士により「ことば」や「コミュニケーション」が気になるお子様に発達評価などを行い、成長に合わせた「お勉強」を通して、無理なく自然に意思疎通ができやすいよう 支援しています。
絵カード、文字、場面カード、筆記、しりとりなどゲーム遊び、おもちゃなども使いながら、状況に合わせた意思表示をことばやジェスチャーなどを 使って表現できるようにサポートします。
小集団療育に通われているお子様は自由遊びの時間で、約10~15分程度のお勉強を行っています。
ことばの発達サポートだけを利用されるお子様は、ご家族様の送迎でお連れしていただくことになりますが、30~50分程度のお勉強を行い、集中力 もつけながら取り組んでいきます。
ことばの発達サポートのみのご利用の場合、サポート職員と事前に利用日や時間の確認を行い、「予約」の形で行っておりますので、ご了承ください。
意思疎通に自信がついてくると、自分からことばを発信することが多くなり、関わりの広がりなども期待できますので、生活面での変化もみられること が多いです。
気になられることがあれば、ご相談からでもお待ちしています!

ことばの支援①
ことばの支援②
心と体の発達サポート
体や心の発達支援①
体や心の発達支援②

[その子らしく日々過ごし成長していくために] 作業療法士(OT)・臨床心理士(CP)

作業療法士、臨床心理士(公認心理師)のスタッフにより、こころとからだの成長を確認しながら、大好きな遊びや活 動を通して成長を後押ししていきます。
生活でのお子様の反応やしぐさ・好き嫌い・クセ・得意不得意などを確認・分析しながら、体の動かし方や動かすために必要となる五感の状況なども確 認します。
動かすこと自体に得意や不得意がある(筋肉の低緊張の有無など)のか、感覚の過敏性や鈍感さなどがあるのか、見る(意識する、注意する)ことに持 続性が難しいのかあり過ぎるのか、過去の経験(エピソード)により行動の基準やパターンなどがあるのか、どんなことに嬉しさや嫌な気持ちを感じる のかなど、様々な場面や状況を考えて関わるポイントや工夫を考えたり、遊びの中に目的の動きを取り入れたりして、自然にできることや自信を増や し、日々の成長につながるようサポートしています!
ことばの発達サポートと同じように、個別でこころとからだの発達サポートも行っています。実施時間や「予約」なども同じように対応していますの で、気になることなどあればご相談ください。
放課後等デイサービスでは、就学におけるこころのサポートとして必要に応じてカウンセリングや相談なども適宜対応しております。思春期でのお子様 のサポートといったご相談などありましたら遠慮なくご連絡ください。

発達検査

[就学に向けたお子様をより深く理解していくために] 臨床心理士(CP)

上記のこころとからだの発達サポートなどで日常的なサポートを行っていきますが、さらに小学校へ就学していく時に お子様の状況に合わせて、通常学級や特別支援学級などの就学決定を進めていくことになります。
「お子様の状況に合わせて」を考えていくために、臨床心理士(公認心理師)による発達検査を実施し、得られた結果を参考としていただくよう支援を 行っています。
基本的には年長児さんの4~7月の間に検査と結果報告を実施できるように進め、夏以降に実施される就学相談の中で就学先を決定していく補助として 使っていただけます。また、就学先が決まった際にもお子様の状況を小学校の先生に情報として共有し、環境変化の大きい1年生の1学期を迎える準備 を進めていく参考として活用いただけるようサポートしています。
約5歳~17歳のお子様を対象にWISC-Ⅳを中心に検査を行いますが、お子様の状況により田中・ビネー式知能検査などへ変更することもありま す。対象の年齢期間内で検査を実施する必要がある場合などは、保育園・幼稚園・認定こども園(以下「園様等」)や小学校・中学校などへご相談の上 でご連絡ください。
IQや検査実施上確認できた内容などを所見として取りまとめて報告書を作成して結果をお伝えします。
検査結果により診断をつけたりお子様の状況を決めつけるものではありません。お子様の客観的な理解を深める参考とするものであることをご理解いた だきますようお願いします。

心理検査1
その他
あいわの里相談支援センター
連携会議

[必要なサポートを必要なタイミングで] 相談支援専門員や関係機関との連携

小集団療育を中心としたサポートであったり、小集団療育と個別サポート併用であったり、個別サポートのみであった り、お子様の状況やご家族様の要望にお応えしていくために、相談支援専門員や各関係機関(園様等、保健センター、小学校、中学校、特別支援学校、 市町村福祉課や教育課、医療機関等)と連携を図っています。
 例年申し込みが多く、小集団療育が待機となってしまう場合もあり大変ご迷惑をおかけしております。
相談支援専門員や各関係機関との連携を図る中で、個別サポートとの併用や他事業所との併用なども検討していき、少しでも必要なサポートを必要なタ イミングで実施できるようにしています。
 相談支援専門員が各関係機関との情報共有の中心となることが非常に多いため、連携を密に行いながらお子様中心のサポートを組み立てていけるよう に努めています。また、自立支援協議会の児童部会では、地域支援における課題や対策・対応などについて、他の児童発達支援事業所・行政機関の 方々・鹿児島県こども総合療育センター担当者様などとも連携を図り、協議を行いながら支援に活かしています。
今後も地域のニーズに合わせて、未就学支援・就学移行に取り組んでいけるよう、積極性と協調性の両面から連携を図り、より充実した地域支援として いけるように取り組んでいきます!
※イメージイラストは「いらすとや」様より引用させていただいております。


[職員資質や施設運営向上に向けて] 内部研修や外部研修、施設体制の見直し

療育の実施、ご家族様や関係機関の方々との連携を図っていく中で、より良いサポートを実施していけるように職員資 質向上や施設運営の向上を図っています。
内部研修では療育支援の意見交換、専門職からのサポート視点の共有化、感染対策、災害対策、防犯対策、人権擁護・虐待防止、身体拘束防止など支援 者の資質向上に向け毎月1回研修を行っています。
外部研修は研修目標の設定を行いながら研修選択を行い、タイムリーな研修は人選をしながら学びの機会を作り、研修後には内部研修で学びの共有化を 図ることで施設全体の資質向上につなげています。
施設の運営においても週1回職員会議を実施し、支援での気づきや見直し、危険個所への対応や変更情報の共有化などスムーズな療育運営に向けて対応 しています。
また、小集団療育において、各職種や役割の洗い出しを行いながら、各グループや専門職など力を入れて取り組んでいくことや役割分担などの見直しを 行っています。少しでも余裕を持つことで、子どもたちやご家族様、関係機関の方々との関りにおいて視野を広く持って対応できるよう取り組んでいま す。
ベストと決めつけず、ベターを常に考えていける施設となっていけるよう継続的に取り組んで参ります!

職員会議・研修